次世代のコマースをエンジニアリングする
テクノロジーの進化がデジタルとリアルの境界をなくす今、コマースのあり方は、 この急速な変化に応え続けるという難しい課題を抱えています。
私たちは、数多くのEコマースを手がけた経験と新しいテクノロジーへのチャレンジから 生み出されるプロダクト・サービスで、最先端のデジタル顧客体験を届け続けます。
テクノロジーの進化が、ビジネスにおけるネットとリアルとの境界を急速になくしています。
これまで「Eコマース」という文脈でプロダクトを提供してきた私たちの事業ドメインは、デジタルマーケティングやオムニチャネルの領域からコマース全体にまでひろがりつつあると感じます。
私たちはこれまで数多くのECサイトを構築してきました。この中でecbeingというプロダクトはお客様企業とともに進化を続けてきました。
これらの経験を出発点としながらも、私たちが目指す姿はコマースをリードするエンジニア集団です。
デジタルトランスフォーメーションは、顧客体験を革新する新しい価値を創造します。
私たちは業界のリーディングカンパニーとして、次世代のコマースをエンジニアリングするためにチャレンジを続けていきます。
■変化し続ける環境を楽しむ
私たちのプロダクト・サービスは、市場とテクノロジーの変化の中から生まれ、進化してきました。
2000年に発売を開始したecbeingは、Eコマースの発展とともに様々な機能・オプションを追加しながら大きく成長してきました。
visumoは、SNSがもたらした「シェア」を中心としたカルチャーと顧客体験の変化から誕生しました。
これらのプロダクトを育てていく中でも、テクノロジーは絶えず進化しエンジニアの開発体験も変化していきます。
私たちは、市場のニーズの変化とソフトウェア開発環境の変化に立ち向かい、変化を恐れず変わり続ける開発チームでありたいと考えています。
■チームという最大の武器
エンジニアリングはチームプレイ。価値のあるソフトウェアを早く継続的に提供し続けるためには、メンバーがお互いを信頼しあい、自律的に行動できるチームが必須です。
優れた設計を実現する技術的な理論と感性は不断の学びによって育てられます。
メンバー個々の成長をチームが助けるとともにチームのレベルがメンバーのレベルを引き上げます。このスパイラルによってチームの成長が実現されます。
プロダクトを成長させる最大の武器は、メンバーが成長し続けることができるチームであると信じています。
1年目は受託のスクラッチ開発の部門でSE・PGを経験し、2年目からecbeingをクライアントにカスタマイズ・導入する部門に移動しました。そこから6年間クライアントワークしつつPGからリーダーまで経験しました。
もともと技術的に深い仕事をしたかったこともありましたが、機会があり製品開発へ異動。
そこからは主に主力製品のecbeingを中心にプロダクト担当のマネージャーとして活動しています。
■ユーザー視点で考える
僕は、使う人に喜ばれるモノづくりということを強く意識しています。
当社のメインビジネスであるECのシステム開発・運用支援事業はecbeingというパッケージの上になりたっていて、そういった意味でその開発をする僕らの仕事は会社にとって重要な役割を担っています。
当社のパッケージはたくさんのクライアントに利用していただいてますが、僕たちのモノづくりでクライアントに提供する価値を継続的に高めていくには、クライアントと当社がWinWinであることが望ましいです。
そのためにはクライアントだけではなく、その周りにいる消費者、カスタマイズ開発部隊、プロモーション・制作部隊、営業など、たくさんの人たちがユーザーであり、みんなが喜んで使えるパッケージである必要があります。
消費者が使いやすいECサイト・アプリ、バックエンドの業務の効率化や、カスタマイズしやすいソース、競合に対しての優位性など様々なことを考慮して、バリューとなる新機能を作っていきますので、考えること、勉強することが尽きません。
正直いっていまだにすっっっごい難しいし、絶対の正解がないなかを突き進んでいますが営業やクライアントワークをしている開発、制作、プロモーションの部門にもいろいろ意見をもらいながら、優秀な先輩、後輩たちと協力してどうにか毎日前進しています。
■チームの変化と成長
ユーザー視点で考えると僕らが提供するものは、末端の機能やコストパフォーマンスだけではなく、消費者が利用する部分でいえば機能、UIなど見える部分のほかにSEOなどの見えない部分の考慮も必要ですし、バックエンドでいえば各種業務、カスタムする開発部隊に対しては使いやすいコードを提供する必要があり本当に様々なものが必要になってきます。
あまりにも多くの知識が必要なのでもちろん一人で完璧にはできません。
チームでは時にはスクラム開発をしたり、横ぐしで品質を保つチームを作ったりしながらその時々に合わせて、最適な形で取り組めるように変化しながら開発しています。
そんな中で一緒に頑張ってくれるメンバーはすごく感謝していますし、変化に強く、個性を伸ばしながら、一緒に成長できていると感じています。
■課題解決 = トレンド × (いいとこ取り + ワクワク)
プラットフォームチームは、消費者がECサイトで“ワクワク ”しながらショッピングできるように、ストレスのないパフォーマンスを実現すること。
また、社内のアプリケーションエンジニアたちが新しいテクノロジーを使って“ワクワク”しながら開発ができるよう標準機能を用意することがミッションです。
現実には、安定稼働という「守り」の姿勢が最優先されます。
もちろん、アーキテクチャやインフラに関わる私たちの仕事にも“ワクワク”があります。私たちは、新しいテクノロジーをどんどんキャッチアップし、変化し続けているコマースの世界の課題解決をすること。
そのときどきのトレンドを読みながら、最適なアーキテクチャを研究し、実装しています。
例えば、IaaSにはAmazon Web Services(AWS)を使用し、その上に乗るWebサービスはMicrosoftのASP.NETで実現したことがありました。ASP.NETをクラウドで利用し、しかもAzureを使わないのは珍しい構成かもしれません。それでも、それがベストだと考えたからです。
MicrosoftやAWSは技術を一緒に考えてくれる大切なパートナーであり、私たちとの議論にも参加してもらっていますが、常に自分たちの理想を持ち主体的に「いいとこ取り」するのが、私たちのスタイルなのです。
■妄想を爆発させられる環境
多くの企業、多くの消費者に利用されるシステム基盤をつくることは、それだけでやりがいがあります。そういう仕事だけでなく、ecbeing以外の新しいプロダクトの開発の仕事ができるというのも、私たちの部門のユニークな点です。
新しいテクノロジーや手法にチャレンジする絶好の機会だから、ここぞとばかりに、普段考えていたことを「攻めの姿勢」で試してみることにしています。
新しいテクノロジーを吸収しながら、それを最適なカタチで組み合わせ、システムを使う人すべてに喜んでもらうこと――それが私たちインフラ開発者の“ワクワク”です。
■UXへの思い
僕は昨年まで、デザイン部門でディレクターをしていました。
デザイン担当の立場からエンジニア部門と協同して数多くのECサイトを製作してきましたが、根本的なもどかしさを感じていました。
今でこそUX、CXというワードが広く使われるようになりましたが、僕は、ECサイトを訪れる消費者だけでなく、サイトを運営する担当者にとっても運用しやすく負担軽減につながるデザインを提供したいという強い思いがあり、『ecbeing』製作の中心である製品開発統括部への異動を願い出ました。
■UXの具現化へ
僕が製品開発統括部で立ち上げたUXデザインチームのテーマは「体験をデザインする」ことです。
まず上流工程でプロトタイプを作成し、ユーザー体験がプロダクトに反映されているかをエンジニアとともに徹底的に検証して精度を高めます。
その後ユーザーテストとインタビューを通じてブラッシュアップを重ね、目指すべきユーザー体験とのブレを極限まで修正していきます。
僕たちは5年後、10年後にはあたり前になっているであろうプロダクトを創り出すため、日々奮闘しています。